虫歯・歯周病を防ぎたい―予防歯科―

虫歯、歯周病にならないために

大事なのは「痛くなる前に予防」
すること

いつまでも口の中を健康に保つために大切なことは、病気になってしまってから治療することではありません。病気を予防することが大事です。虫歯や歯周病も予防方法が確立されているので、歯科医院で予防処置を受けていれば、実は怖くないのです。また、定期検診を受けていれば仮に虫歯や歯周病を症状がかるい状態で発見できるので、治療の負担も減ります。

虫歯も歯周病も重症化すると、抜歯せざるを得ないケースも出てきます。大がかりな治療が必要になる前に、予防歯科を活用していつまでもお口の健康を維持していきましょう。

生活習慣の見直しで、歯を守りましょう

生活習慣の見直しで、
歯を守りましょう

「8020運動」という言葉を聞いたことはありませんか? これは「80歳になっても20本以上自分の歯を保つ運動」のことです。8020を実現するためには、予防歯科で病気を防ぐことが欠かせません。

そのためには、歯科医院での定期検診などのほかに、ご自身で生活習慣を見直して歯の寿命を延ばすことも大事です。以下の生活習慣のチェックリストを常日頃から頭の中に入れておきましょう。

  • 健康管理を常に意識すること
  • 1日30種類以上の食材を食べ、1口30回以上咀嚼する習慣をつける
  • 野菜や硬い食材を食べるように心がける
  • ソーダ水やラムネ、サイダーなどの糖分を含む飲み物を口にしない
  • レトルト食品を避け、薄味の料理を食べる
  • うがいや歯磨きなどで、口の中に食べかすが残らないようにする
  • 年齢や歯の健康状態に応じた歯ブラシ選びをする
  • 歯の掃除は歯ブラシだけの素磨きが重要
  • 歯間部の清掃やたまには専門家による口腔内清掃を行うこと
  • タバコはできるだけ吸わないこと
  • 歯の違和感や不安があれば、とりあえずクリニックに行くこと

医院で受けるケア、
自宅でできるケア

プロによるクリーニングを
受けましょう

予防歯科のメニューに、PMTCというものがあります。PMTCとは、専用器具を使って歯をクリーニングする処置です。歯ブラシではなかなか届かないような歯と歯茎の間(歯周ポケット)や歯の裏に溜まった細菌の塊(バイオフィルム)や歯垢(プラーク)をキレイに除去できます。また専門的な訓練を受けているスタッフが施術をしますので、歯を傷つけることもなく痛みもありません。利用したことのある方の感想では、口の中がすっきりすると好評です。

当院では、予防歯科にも力を入れていて、虫歯や歯周病の発生しないきれいな歯を保つためにも努めています。歯の健康が気になるのであれば、気軽にお問い合わせしてください。

毎日の歯みがきも
しっかり行いましょう
アドバイス1歯みがきの方法
  • 歯みがきの方法
  • 歯みがきの方法

歯の外側を磨くときには、歯に対して直角にブラシを当てて磨きます。歯の内側を磨く場合には、歯に対して45度くらいの角度をつけて磨くようにしましょう。特に前歯の内側の所はきちんと歯ブラシを当てているつもりでもきちんとあたっていない場合があります。そこで歯ブラシの先の方を使って磨いてみるといいでしょう。

アドバイス2回数について

回数について

できれは食後は必ず磨くのが理想です。それが難しいなら、朝と晩の1日2回の歯みがきを徹底するだけでもケアの精度はあがるでしょう。特に夜寝る前の歯磨きは重要なので、一日でいちばん時間をかけて丁寧に磨いてください。歯磨きで大事なのは回数ではなく質です。もし1日に何度も歯みがきをしていても、1回あたりの時間が短ければ効果が半減してしまいます。時間をかけて丁寧に磨くことを心がけるようにしましょう。

アドバイス3歯みがきの時間

歯みがきの時間

日本人の歯みがきにかける時間は、平均すると20秒といわれていますが、これでは少し短すぎます。最初は「長いなぁ」と感じるかもしれませんが、少なくても1回あたり3分程度は時間をかけて、一本一本の歯の汚れを取ることを意識して丁寧に磨くようにしましょう。

歯のケアは
歯科衛生士におまかせ!

歯がなくなってしまうのは、歳だから仕方がないとあきらめてしまっている人はいませんか? しかし歯を失う原因をたどってみると実は加齢ではなく、歯周病だったというケースが大半を占めているようです。歯周病にかかることで歯を支える骨が溶けて、土台を失った歯が抜け落ちてしまうわけです。これは、つまり年齢が若い方でも歯周病が進行すれば歯を失う可能性が十分にあるということを示しています。

歯周病の予防は、健康な歯を維持するために欠かせません。当院では、歯科衛生士による歯石除去や歯磨き指導を実施しています。歯科衛生士は、歯の健康を維持するための口腔内の衛生管理のスペシャリストです。口腔内の歯周病ケアに関して気になることがあれば、歯科衛生士までお気軽にご相談ください。